5年目の茶碗洗い道

こんばんは。
はなひ堂新井です。


先日、親戚一同が集まる機会があったのですが、そこでお昼を頂いた際にある一人が茶碗を洗うことになりました。


その方は普段から家でも茶碗洗いをしており、朝夕どちらも自分が担当するという話でした。


私も同様の立場であり、その大変さを理解しているつもりです。


そこでその方がなぜ家で全ての茶碗洗い業務を請け負っているのかと誰かに問われました。


「なぜ茶碗洗いを請け負っているのか?」


私がそう問われたならば、私も微力ながら家族の一員として貢献したいという気持ちがあるからと答えると思います。


ただ、私はこの答えで果たして今後も茶碗洗いを続けていけるのかと感じることもあります。


それほどに脆い。このモチベーションで茶碗洗いを続けていけるのか?


なぜならば家族の一員として貢献することと茶碗洗いは一見関係あるように見えて、あまり関係ないようにも感じるのです。


その方はどう答えたか?


「いやー、茶碗洗いが好きなんだよ」と答えたのでした。


衝撃を受けました。


私も茶碗洗い5年目ですが、己のアイデンティティを見失いそうになることがしばしばあります。


家族の一員として貢献したいという当初の目標を見失いそうになります。


ただ、茶碗洗いには、そもそもそんなことは必要ないのかもしれません。


ただただ茶碗を洗うことを楽しむこと。その行為に没頭すること。


それで十分なのではないか。そこに家族を持ち出すことこそが粋でないのではないか。


家族と茶碗洗いは無関係。私は家族のために茶碗を洗っているわけではない、その境地に達すること。


日々の茶碗洗いを楽しみながら飄々とこなすことこそが今後の茶碗洗い道(?)と我が道を得たのでした。

そんなわけで本日は西区で出張買取でした。


弟は忙しく、他のスタッフと共に伺いました。


思えば出張買取はそれ自体を楽しんでいますが、これを仕事と感じたことはほとんどありません。


出張買取と仕事は無関係…そんなわけはありませんが(^_^;)、茶碗洗いもこの境地に達する必要がありそうです。


本日は本をお売りいただき、ありがとうございました!

はなひ堂ブログ 2017年11月28日